■果物は健康の源

第6回 ベリー類などに含まれているケルセチンについて

 ベリー類などに豊富に含まれているケルセチンは、ポリフェノールに属するフラボノイドの一種で、強い抗酸化作用があるため動脈硬化の予防効果が期待されています。

 

 動脈硬化になると、組織への血流が減少し、機能不全を起こします。動脈硬化の原因は、活性酸素によってLDL-コレステロール(悪玉コレステロール)などが酸化されるためと考えられています。

 

 ケルセチンは、この活性酸素を消去し、血管壁の障害を抑制する働きがあります。フィンランドで約1万人の男女を15年間調べた疫学調査によると、ケルセチンの摂取量が多いと脳血管疾患のリスクが下がると報告されています。

 

 また、オランダ・ズッフェン地域で行われた疫学調査では、フラボノイド(主にケルセチン)の摂取量が多い人は、心疾患による死亡率が統計的に有意に低いことも認められています。

 

 また、ケルセチンは、アレルギーが発生する閾値(限界値)を上げる効果があるため、花粉症を緩和する働きが期待されています。

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