ブルーベリーのこれまでとこれから

3/2 八ヶ岳南山麓ブルーベリー組合 講演会報告

                       ベリー会議理事 影山亥史郎

山梨県長坂町で50名ぐらいの聴衆のみなさまにブルーベリーを取り巻く環境についてお話をさせていただきました

 要旨は次の通りです。
①    ここ数年、国内生産、輸入とも拡大してきており、市場の価格が低下してきています。
②    全体として果樹栽培農家は減ってきていますがブルーベリーだけは上昇中。
団塊世代が入ってきて生産を増やしてきています。
国内市場が緩和され、製品がだぶつく方向に向かっているのではないでしょうか。
 こんな状況で今、TPP 交渉が始まろうとしています。



    これらを危機と考えるのではなく、チャンスと考えてほしい。
まず一部の生産者によって安い価格で市場が撹乱されてきていますが、この撹乱はもっと大きくなるでしょう。今までと同じことをやっていてはだめです。
方策としては、まず自分の土地の土壌条件と品種の特性(果実の大きさ、味)について徹底的に、自分の頭を使ってデーター収集などをする。それに気候温度条件を加味する。
自分の畑のブルーベリーの品種の特徴をよくつかむことが大事です。

こうしたことを前提に
・まず生果の生産コストをどうやって下げるか、大半がアルバイト人件費であるので
効率的に無駄のない管理をすべきです。1時間に800円近く払うのですから。
たとえば害虫防除等を近隣の子どもたちに頼むとかのアイデアを考え実行してほしい。
・販売値段をあげて、納得いただける粒の大きさ、甘さ・味、品種等にこだわる。
また加工に力を入れて、付加価値をつけて売る
たとえば消費者のライフスタイルをイメージして、容器、デザイン等にも工夫する
・やっぱり製品を売るというよりも、栽培者の「人間性」をどうアピールするか
他の業者さんと、どのように違うか、丁寧な情報発信しかありません。
・それと今ネット販売が急成長していますが、この場合でもやはり、何を売り物にするか、その説明が十分でないと、消費者に飽きられます。消費者は判断基準を求めています。
・他業界には商売繁盛の例はたくさんあります。勉強しましょう。

以上論点を整理させていただきました。

 

 

 

 

             写真提供 福田 俊 (写真ダロー、エリオット)